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日本には心沸き立つ、すばらしい祭りがたくさんあります。お囃子、太鼓、山車が走る、花火大会。日本の心。日本の祭 2013。

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万病、特に喘息、扁桃腺など喉の病気にご利益があると伝えられる勝專寺の「えんま開き」

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勝専寺
Photo:勝専寺 By jun560

足立区千住にある勝專寺(千住二丁目)では、毎年1月の15日と16日、7月の15日と16日に、普段は閉ざされている閻魔堂の扉が開かれ、「えんま大王」をお参りする「えんま詣」を行う風習が今も残っています。

勝專寺の閻魔大王は、寛政元年(1789年)、徳川十一代将軍家斉の時代に造立した座像で、小正月の1月15日・16日とお盆の7月15日・16日に一般開帳しています。

閻魔堂は朱塗の山門をくぐってすぐ左手にあり、薄暗いお堂の奥には、目を大きく見開き、恐ろしい形相の赤ら顔に赤い服(全身朱の漆塗り)をまとった高さ180センチメートルの閻魔大王(座像)が安置されています。

この日にお参りすれば日頃の罪を許してもらえるほか、万病、特に喘息、扁桃腺など喉の病気にご利益があると伝えられており、多くの人が参拝に訪れます。

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寺の縁起によると勝專寺は、鎌倉時代の文応元年(1260年)創建という古刹で、千住の子どもたちにとっては昔から「おえんま様」と「ボロ市」で親しまれていましたが、「ボロ市」は昭和30年代から衰退し、現在では見られません。

仏教世界では10人の裁判官だったのが、日本に伝わって民間信仰に移行する際に、この10人の王の中で、なぜか閻魔王がピックアップされる事になって、10人の役割を一手に引き受ける形となったのが、現在、一般によく知られているエンマ様・・・という事になります。

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