祭りいくよ！

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神奈川県の箱根町の芦ノ湖湖畔で行われる「湖水まつり」は箱根神社の例大祭の宵宮祭として、清祓式（湖水のお祓い）、献燈祭に続き箱根神社横の祭場で行われます。お祭りは次に湖水祭事へと進み、九頭龍明神に捧げる御供を積み宮司が一人乗る御供船は楽舟・御伴舟、二艘の見送りを受けて、夕闇の中湖心に進みます。御供が捧げられる頃、期間最大規模の約4,000発の打ち上げ花火と水中花火とともに、数百の灯籠が流され、夏の夜を煌びやかに彩ります。湖畔では太鼓演舞に他多数の夜店も出て、祭り情緒溢れる一日です。

湖水まつり（花火大会）

2013年7月31日（水）

箱根神社の宵宮祭で、芦ノ湖の主である九頭龍明神に三升三合三勺の赤飯を献じる祭典。1000個を超える灯籠が湖上に浮かび、花火も打ち上げられる。7月31日～8月5日は芦ノ湖夏まつりウィークで、8月1日（木）箱根神社御鎮座1256年例大祭、2日（金）御神幸祭、3日（土）駒形神社例祭、4日（日）湖尻龍神祭、5日（月）鳥居焼まつりが行われる。7月31日（水）、8月2日（金）・4日（日）・5日（月）の夜には、各地で花火大会が開催される予定（8月3日は花火なし）。

引用元：湖水まつり（花火大会）　元箱根のイベント：るるぶ.com

箱根神社のある箱根山は、約2400前に聖占仙人が箱根の駒ヶ岳より主峰の神山をご神体山としてお祀りされて以来、箱根山は関東における山岳信仰の一大霊場となりました。源頼朝が深く信仰以後、関東総鎮守として、徳川家康など武家による崇敬の篤い社として栄えてきました。箱根道が整備され宿や関所が設けられて以降、東西交通の要として庶民信仰の聖地となっています。



もともと「山岳信仰」霊山としてあった箱根神社も、武士の時代にはいわゆる勝負神として崇敬されるようになり、江戸時代には東海道が整備され道中安全を願う庶民の信仰がめばえ、車社会の今は、「交通安全祈願」と移り変わってきました。また現在は婚活ブームで「恋愛成就祈願」と、信仰は常に同じものでなく、時代によって移り変わってきました。とはいえ別にブームだから急にというわけではなく、たとえば室町時代、世阿弥の作品『班女』でも、箱根神社の男女や夫婦を取り持つ神さまのことが歌われています。箱根神社のご利益はもともと「心願成就祈願」。つまりそれぞれの時代を生きる人々によって、神さまへの願い事も変わるものなのです。